平井サトシ

株式会社honshoku 

フードデザイナー。株式会社honshoku代表取締役、一般社団法人フードサルベージ代表理事。
広告会社での企画・クリエイティブ業務を経て独立。現在は企業や自治体とともに、食を通じたプロジェクト開発やブランディングを手がける。食にまつわる問いに寄り添い、「関係性のデザイン」としてのフードデザインを実践している。主なプロジェクトに『サルベージ・パーティ®︎』『ごはんフェス®︎』『フードスコーレ®︎』など。

Study食の「楽しさ」と「正しさ」は両立できないのか? 
〜フードデザインの視点で考える、つくる責任 つかう責任〜

Comment- 勉強会を終えて -

食と農林水産業(に限らず)の課題や問題は実に幅広い。
でも、途方にくれることなく、他人事と切り離さず、自分事として向き合い、未来と世界をちょっとでも変えるにはどうしたら良いか。

今回の霞ヶ関ばたけは、平井さんが主催されている食の学び舎「フードスコーレ」にならって進み、SDGsのゴール12「つくる責任 使う責任」を切り口に「自分はどうか、自分には何ができる(そう)か」という視点で向き合う機会をいただいた。

何かを知ること、学ぶこと。そして、その学びを自分の中で噛み砕いて、自分なりに分かった(かもしれない、も含めて)という感覚を得ること。難しいかもしれないし、その場で納得のいくところまでたどり着けないかもしれない。モヤモヤも含めて自身の悩みや課題を参加者同士で共有する時間も楽しく感じた。

情報と選択肢に溢れる今だからこそ、意識的に学び、考え、深め、ていねいに向き合ってみる時間をとっていきたい。(望月)

平井サトシ

株式会社honshoku

霞ヶ関ばたけへのメッセージ

ゲストとしてお声がけいただきありがとうございました。みなさんと一緒に、「正しさ」と「楽しさ」のあいだにある、言葉にしにくいモヤモヤをみつめる時間になって、うれしかったです。

食べることって、本当はもっと雑で、自由で、勝手で、愛おしい。一方で、社会や環境のことも、ちょっと気になる。どっちも本当。人間って、めんどくさくて、おもしろいなって、あらためて思いました。

“意味のあること”より、“なんかうれしい”が先にある食べ方。そんな自分だけの食のパターンを、育てていけたらいいですね。

今度はどこかでごはんでも食べながら話しましょう。いや、ほんとに。