久保宏輔

久保アグリファーム 

久保宏輔(久保アグリファーム)
広島県出身。同志社大学卒業後、大手エンジニアリング会社に就職し、プラントなどの大規模構造物の建設に携わる。9年間の勤務を経て家業の砂谷株式会社に入社。実は動物アレルギー(特に牛)。小学生の頃の夢は“獣医になって牛を飼うこと”だったが、アレルギー発症後は方向転換してサラリーマンになってスーツを着て仕事をすることに憧れる様に。今、こうして酪農に携わっていることに不思議な運命を感じます。

■ナビゲーター:前田茂雄(前田農産)
北海道出身。東京農業大学卒業後、米国大学にて農業経営・流通、大規模農業実習を体感。2000年に実家の前田農産食品合資会社に就農。2016年にはNuffield Farming Scholarship 国際農業者向け奨学金制度アイルランド会議に日本人初参加。「私たちはお客様と共に種をまき、共に育ちワクワク感動農業を実践します」を経営理念とし、140haで小麦4品種、甜菜、ポップコーンを栽培。
一般社団法人ナフィールドジャパン代表理事、食農連携機構理事、JA本別町理事、北海道小麦キャンプ副実行委員長、NPOほんべつ未来うきうきラボ(オモシロ人間発掘ホラ吹きラボリーダー)、帯広畜産大学農畜産プロフェッショナル人材育成プログラム委員など。
前田農産:https://www.co-mugi.jp/ 
Nuffield Japan:https://www.nuffield.jp/

Study広島での林間放牧酪農への挑戦〜ナフィールドを通じて掴んだこと〜

Comment- 勉強会を終えて -

ナフィールドは、世界の仲間と共に考え議論したり、実際に世界の技術や経営を目で見て体感することで、飛躍的に成長できるプログラムであるなと感じました。
また、世界を見ることで、より日本や自分の地域の特徴(強み弱みetc)を理解し、「どうするべきか」考えることができるのだなと思いました。
そして、「食べることは生きること」
食べ物やそれを取り巻く環境に感謝すること、食べる楽しさを感じること、そんな場を作っている久保さんの牧場が本当に素敵だなと思いました。
こうした熱意のある農業者が認知され、活躍できる土壌を作れるよう、私も頑張っていきたいです。
霞ヶ関ばたけ 徳田

久保宏輔

久保アグリファーム

霞ヶ関ばたけへのメッセージ

●久保さん
皆さん、土曜日の早朝から集まって頂き有難うございました。
農業であれ何であれ、自分が没頭できるものに出会えると、同じものを見ても景色が変わるのだと思います。
フランスの作家、プルーストさんの言葉が好きで時々思い返します。
「真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。 新しい目で見ることなのだ」
今、目の前にあるものを新たな目で見ると、出来ることが浮かび上がってくる。
放牧も、ナフィールドも、この言葉がしっくりきます。
まだまだ道半ばですが、2030年には、訪れる人の心が動く放牧地を作りたいです!機会があればぜひ遊びに来てください。
最後に、この会を準備して下さった、霞ヶ関ばたけの皆さん、どうも有難うございました!とてもいい時間でした!

●前田さん
参加した皆さん、本日は貴重な機会いただきありがとうございました。
“農で繋がる“霞ヶ関畑もナフィールドも同じだと思います。普段、食で農業を感じているかもしれませんが、より身近に感じるのは生産者たちに出逢ったり行って見聞する事ではないでしょうか?これこそ小さい国の日本農業らしい強みと言っていいと私は思ってます。
Nuffield Farming Scholarshipは70年の歴史と世界中に1800人のスカラー農業者がいる世界最大の農業者ネットワークです。2年の研修を終えた誰もが“Life changing experience”だと言い、世界各地の実践農業事例を研修旅してチームと個人でまわり、その多様性と違い、“農業で世界をよりよくしよう!”“その国の産業の地域を誇りにもち自国農業を発展させよう!”とするプロアクティブで尊重性ある実践農業集団です。我々日本農業者も、もっと世界を感じて地元で活躍するグローカルリーダーをつくりたい!と思って仲間と設立しました。今回のナフィルダー酪農家の久保さんの“森林放牧”という今後の長期目線の挑戦も是非楽しみにしてください。
Nuffield Japan
https://www.nuffield.jp/
Nuffieldとの出会い
https://business.nikkei.com/atcl/report/15/252376/041300042/