平田善福

株式会社福渡 
代表取締役

1997年12月24日、東京都江戸川区生まれ。
2018年9月~2021年7月に大学を休学し、外務省在外公館派遣員として在アラブ首長国連邦日本国大使館に勤務。
帰国後、在学しながらの起業準備及び農業研修を経て、2022年12月23日、大学時代の同級生でもある渡と共に「株式会社福渡」を創業。現在は千葉県成田市で畑3ha、米2ha、計5haの土地で野菜と米の栽培をを行っている。育てている野菜は約60種類(人参、玉ねぎ、大根、じゃがいも、さつまいも、ビーツ、パクチーなど)、野菜セットとして直接販売もしている。
福渡のメンバーは現在8名(常勤3名、非常勤5名)で平均年齢は25.7歳。
Instagram:https://www.instagram.com/fukuwatarifw/

※2023年11月18日開催

StudyZ世代の農家集団、福渡が挑むこれからの未来 〜日本の素晴らしさを考える〜

Comment- 勉強会を終えて -

私が平田さんと福渡のことを知ったのは、昨年末に株式会社福渡が設立されるより少し前でした。同い年と聞いてグッと親近感が湧いたのですが、海外での鮮烈な体験やさまざまな経験、そして実際にご本人がやっている事、考えている事を聞く度に圧倒されました。そして想いと熱意ある平田さんと福渡のことをもっと多くの人に知ってもらい応援してもらいたい…!と思い、今回の企画に至りました。

私は常々、想いある人に共感して、その人や活動のことを全力で応援したい!と思っています。福渡の野菜を購入し食べること、福渡のInstagramで日々活動を見守ること、今回のように福渡の想いと野望をより深く知ること、そのどれもが好きでしていることですが、これからの日本と未来を考えることに少しつながっているのかもしれないと感じました。 また、日本に対して"希望と危機感の両方を持っている"という平田さんのお話と、日々様々なトラブルにも諦めることなく一歩ずつ歩み続ける福渡の姿に、自分も何かアクションをしたいと刺激を受けました。

福渡として、日々挑戦を続ける中でも決して一人だけで全てできるということはなく、"仲間がいるからこそ挑み続けられる"という平田さんのお話も印象的でした。
霞ヶ関ばたけに集った方々の中でも、きっと平田さんの葛藤や想いに共感してこれから"応援者"になってくださる方も多くいらしたのではないかと思います。

まずは知ること、そして自分にもできることは何かを考えて行動してみること。その先で思ってもみなかった出会いや新しい気づきが生まれること。そのきっかけを霞ヶ関ばたけが生み出せていたら嬉しいです。

平田さんはじめ福渡の皆様、当日参加頂いた方々、そして霞ヶ関ばたけ運営メンバー、本当にありがとうございました!

望月

平田善福

株式会社福渡

代表取締役

霞ヶ関ばたけへのメッセージ

「農家を救おう」「農家を応援しよう」と最近よく耳にするが、いつから農家は弱い立場になったのだろうか?農家は救われないといけない立場なのか?そんな想いで今に至るまで「農」について、考え、農作業をし、全国の農地を周り、また考える。そんな日々を繰り返してたそんなある時「霞ヶ関ばたけ」への登壇をお声がけいただけました。この度は本当にありがとうございました。

「霞ヶ関ばたけ」に参加される方々は、色々な境遇や立場、考え方をお持ちで、そんな方々と「農」「食」「日本」について話し合えた事は貴重なお時間でした。私が一番伝えたかった「危機感」を本気で捉えてくれる方が多かったです!発信したい人間と聞きたい人間と集いが叶う場なのが「霞ヶ関ばたけ」です。しかも「だけ」じゃない!話すだけ、聞くだけでは無く会話し、議論し、時にはぶつかり、握手で終わる。こういったきっかけの場がどんどん増えて欲しいと切実に願っております!それくらいに素敵な場所でした。

農家と都会暮らし、両方経験している私からしても、都会での生活だとどうしても現実が見えづらく、日々に流されるばかり。そんな中で農だとか食だとか、そりゃ無理がある話だ!と私ですらそう考えます!だからこそ私のような「都会」「農家」両方の視点に立てる人間が発信することが必要だと思ってます。
一人の人間が1日1箇所、全国の各農地を訪ねるとしても1年で365箇所、移動時間を含めるとさらに時間は減ります。だからこそ同じ「志」「危機感」をもった仲間が必要なんです。「霞ヶ関ばたけ」でできたきっかけのおかげでどんどんそういった仲間が増えてくれたら良いなと思っております!

「農家を救おう」そんな言葉がこの世の中から無くなるためにも、新たな仕組みと選択肢の確率が必要です。仕来たりと伝統を重んじるばかりに腰が重くなりすぎた今の農業界、舗装されてない道だからこそ誰かがやらなくちゃいけないんです!それを我々「福渡」が実現していきます。もちろんまだまだ始まったばかりの会社で、先輩方からしたら何を大口叩いているんだと思われるかもしれませんが、そういった意見にめげずに、「私が無理なら他の人も無理だろう。」そんな視座で日本の農業に向きあい、結果を出し続けていきます。指を加えて20,30年後のヒーローを待てるほど日本の現状は穏やかではないです。
この度、貴重な機会を恵んでくださった望月さん、その場を作ってくださった松尾さん初め事務局の方々に心より御礼申し上げます!松尾さんの想い、積み上げてきた行動全てが実になりますように!!改めまして本当にありがとうございました!!

株式会社福渡 平田善福