小峰賢哉

農林水産省 
大臣官房報道官

■ゲスト:小峰賢哉(農林水産省大臣官房報道官)
・1969年生まれ。埼玉県出身。
・2006年大臣官房情報課企画班長として農林水産省の広報戦略PTを担当、CI、パンフレット、HP、プレスリリース、ガイドブック、広報誌、メルマガ、各種広告等の全面的な見直しを実施、2009年農林水産広告賞を主催。
・2015年広報室長、2017年内閣府政府広報室参事官を歴任。
・2020年大臣官房政策課参事官として新たな国民運動を担当するなど、ポストに関係なく幅広く広報を担当。
・文化庁メディア芸術祭、日本雑誌広告賞、日経広告賞、新聞広告賞等を受賞。
・関西大学社会学部非常勤講師

Study行政と広報 ~情報の出し手と受け手~

Comment- 勉強会を終えて -

今回の霞ヶ関ばたけの中でわたしの心に残っていることは、小峰報道官の「在り方」である。

自分でいろんなアイデアを出せたとしても、「従来のやり方」に慣れている組織にあっては、新たな取組を始めるときには、様々な壁が立ちはだかり、それが「やらない理由」になることも多いと思う。

そんな中でも、自分の中で「何のためにやるのか」を咀嚼し、「どうすれば壁を越えられるのか」を考え、提示できれば、「やらない」ではなく、壁を乗り越えて「やる」に変わることを、小峰報道官の経験から学んだ。

それは、そんな風に咀嚼でき、課題を乗り越えられる「能力」とともに、周りの雰囲気に飲まれることなく、本質をまっすぐに捉えるという「在り方」が大きいのではないだろうか。

小峰報道官を見習って、わたしも精進したいと思う。(松尾)

小峰賢哉

農林水産省

大臣官房報道官

霞ヶ関ばたけへのメッセージ

これまでの大学の講義や職場等の研修では、「広報」というテーマで話をすると、私が一方的に喋るだけで、 質問をしても反応無しというような場面しかなく、今回、霞ヶ関ばたけに参加させていただいたことは、 とても新鮮で驚きの体験でした。

松尾さんの見事な進行で、参加者の皆さんがそれぞれ考え、自らの知見として消化、昇華させていく。 自分に求められている役割はそのための素材の提供だったんだということが参加してみて初めて分かり、 それならそれでもっといいネタを提供できたのではないかという悔いも残ります。 もしご興味のある方がいらっしゃれば、是非お声掛けください! そもそも「情報の出し手と受け手」という大それたテーマを掲げてしまっているので、大ブーメランですねw

霞ヶ関界隈で自分のような偏った経歴の人はあまりいないだろうし、この経験が少しでも誰かのお役に立てれば、 とずっと思ってきましたので、今回はお声掛けいただき本当にありがとうございました。
私自身も、きちんと伝えることができているのか、改めて思い直す良いきっかけをいただきました。

こうした活動がずっと続けられてきたことに敬意を評するとともに、今後の広がりを期待してやみません。