
落合 真衣
農林水産省
1997年、東京都八王子市生まれ。大好きな日本の食の豊かさを守りたいとの想いで、2020年に農林水産省に入省。米政策や採用業務を担当した後、2023年7月から、米国ワシントンDCのジョージタウン大学ローセンターに留学。通商法(WTO協定等)を専攻し、法の力でどのように食料安全保障を実現できるかを研究。今年5月に法学修士を取得して帰国し、現在は農水省経営局金融調整課にて、農業金融制度を担当中。
Study 日本の外から考えた「食料安全保障」 ~自由貿易の功罪とこれからの通商法~






Comment- 勉強会を終えて -
世界中の、おいしい未来を実現するために、法律やルールをどう味方につけていけるだろうか。
食の安全保障について学び、新たな提案まで考えた落合さんの話は世界視点でありながら、具体的でイメージがしやすかった。
また、2年間アメリカという異国の地で学ぶこと自体が、日本の視点・価値観を持ちつつ他国の視点を取り入れ、俯瞰して政策を捉えるきっかけになったと聞き、"どこで学ぶか"も思考に大きく影響すると知った。
貿易、外交、気候変動、飢餓、SDGs…食を軸にまつわる言葉はさまざまある。けれど私個人の日常とは遠い存在だと、どこか無意識に線引きしてしまっていたかもしれない。
まずは関心を持つこと、そして視点を持って、仲間と共に正解のない問いに向き合い、考えること。こんな機会をもっと、私たちは持つ必要がありそうだ。(望月)


落合 真衣
農林水産省
霞ヶ関ばたけへのメッセージ
この度は、登壇の機会をいただき、ありがとうございました。
これまでは、参加者・運営側として、霞ヶ関ばたけに関わらせていただいていたので、ゲストという立場でお話をするのはとても感慨深く、また新鮮でした。
今回はロースクールでの卒業ペーパーをもとに、通商法と食料安全保障について、お話をさせていただいたのですが、自分自身の留学生活の振り返りになったのは勿論、ディスカッションの中で、皆さんから様々なご意見をいただけて、一層学びが深まりました。
2年ぶりの霞ヶ関ばたけでしたが、フラットに意見し参加者どうしで学べる合える、とても素敵な場だなと、改めて感じました。貴重な機会をありがとうございました!