水井裕
株式会社ココウェル
代表取締役
1976年大阪生まれ。学生時代、途上国の環境問題を学ぶためフィリピンに留学。授業の一貫で訪れたスモーキーマウンテンと呼ばれるゴミ山で暮らす子供達を見て衝撃を受け、環境問題と貧困問題の解決を目指して、2004年ココナッツ専門ブランド「ココウェル」を設立。ココナッツ専門店として、ココナッツオイルやココナッツミルクなどのココナッツから作られる食品を中心に全国の自然食品店、スーパー、百貨店などでの販売や、食品メーカーやレストランなどへの原料卸を手掛ける。2022年、大阪の本社1階に直営店のサリサリストアと工房のココウェルラボをオープン。ココナッツ原料を使ったアイスクリームや焼き菓子、ケーキなどの製造販売を行っている。
Studyココナッツから考える未来 ~ココウェルがココナッツを広めることで出来ること~
Comment- 勉強会を終えて -
三方よし、という言葉があるがココナッツはまさしく三方よしの植物だ。
①中鎖脂肪酸を多く含み、栄養面から人の健康に寄与すること
②ココナッツの消費が、フィリピンの貧困解決に繋がること
③ココナッツが、世界で一番消費されるパーム油の原料であるパームヤシに代わる植物として環境問題に寄与すること
さらに、ココナッツをひとつ育てれば可食部以外も肥料やタワシ、食器としても使えるらしい。
それにも関わらず、水井さんが学生当時フィリピンの農村を訪れた際は利用価値の分からないものとして沢山放置されていたとのこと。あまりに身近な存在にこそ、大きな可能性と高いポテンシャルに気づけないということがあるのだろう。
水井さんがココウェルを設立されて20年。商品を生産、販売することだけでなくフィリピンの環境、人、ココウェルに関わる人たち、と広く意識と想いをもった上で活動されているからこそ、ココナッツとココウェルが、多くの人に愛される存在になったのではないだろうか。
未来への希望に溢れたココナッツとココウェルを、広め、応援し続けたいと強く思う。(望月)
水井裕
株式会社ココウェル
代表取締役
霞ヶ関ばたけへのメッセージ
ココナッツという少しマニアックなテーマにも関わらず、多くの方が真剣に耳を傾けてくださり、日本でココナッツ製品をどのように広められるかを一緒に考えていただけたように感じました。
環境面や栄養面でのココナッツの可能性にも興味を持っていただき、たくさんのご質問をいただきました。また、終了後には多くの方が製品を手に取り、使い方を尋ねながら購入してくださいました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!また、このような貴重な機会をくださった運営の皆様にも心より感謝申し上げます。
少しでもココナッツに興味を持っていただけたなら嬉しいです。