山本謙治

株式会社グッドテーブルズ 

・農畜産物流通コンサルタント
・農と食のジャーナリスト
・新渡戸文化短期大学 客員教授
・1971年、愛媛県に生まれ、埼玉県で育つ。1992年、慶應義塾大学環境情報学部在学中に、畑サークル「八百藤」設立。キャンパス内外で野菜を栽培する。同大学院修士課程修了後、シンクタンク、青果流通企業を経て、2005年、(株)グッドテーブルズ設立。農畜産物流通コンサルタントとして活動中。
・著書:「エシカルフード」(KADOKAWA)、「炎の牛肉教室!」(講談社現代新書)、「熟成肉バイブル」(柴田書店)、「激安食品の落とし穴」(KADOKAWA)など多数。
・NHKラジオ第一放送:「マイあさ!」日曜日朝5:33~「全国食べ物うまいもの」出演中
・ブログ(やまけんの出張食い倒れ日記): https://www.yamaken.org/

※2023年10月21日開催

Studyエシカルフード  進む世界と遅れる日本 ~消費者の意識をどう変えるか~

Comment- 勉強会を終えて -

霞ヶ関ばたけの運営にjoinして半年。はじめてゲストに登壇をお願いする企画係を担当しました。
どなたのお話を1番聞きたいか、参加者に聞いてもらいたいか考えたとき、思い浮かんだのが山本謙治さんでした。

将来世代も「おいしい」を享受できる世の中をつくるために必要な視点「エシカルフード」
お話を伺い、タイトルの通り、日本は他国と比較して社会全体の意識が低く、取り組みが遅れており、非常にまずいぞ...と危機感を持ちました。

しかし、「日本はどうしようもない」というわけではなく、時たまエシカルフードを購入する「sometimes ethical層」へのアプローチがとても重要だと感じました。

じゃあどうアプローチする?

参加者と対話し、
「何を買ったら良いか、どれだけ自分が貢献したか見える化が必要だよね」
「自分が食行動が社会に影響を与えている実感を持つ必要があるよね」といった意見が出ました。

関与している実感と見える化、どう社会の仕組みに落とし込んでいくか、これからの課題です。

私としては、この分野に携わっていきたいと改めて感じた時間でした。
これからも考え続け、輪を広げ、アクションに繋げていきたいと思います。
徳田

山本謙治

株式会社グッドテーブルズ

霞ヶ関ばたけへのメッセージ

霞ヶ関ばたけには初めて参加しました。運営側の人たちが自分の想いをしっかり伝えたり、参加者の皆さんの声を引き出す工夫をされていたりと、会のマネージが素敵だなぁと感じました。

食のエシカルについて話をしたのですが、短い時間でも、みなさんが真剣にそのテーマに向き合っていただいた実感がありました。社会の問題は簡単には解決しませんが、考えることから何かが始まると思います。考える種を蒔くことをしているのだなと理解しました。またご縁があればご一緒しましょう。ありがとうございました。