高橋 博之
ポケットマルシェ
1974年、岩手県花巻市生まれ。
岩手県議会議員を2期勤め、2011年岩手県知事選に出馬するも次点で落選、政界引退。
2013年、NPO法人東北開墾を立ち上げ、世界初の食べ物付き情報誌『東北食べる通信』を創刊、編集長に就任。
2014年、一般社団法人「日本食べるリーグ」を創設、同モデルを全国、台湾の50地域へ展開。
2016年、生産者と消費者を直接つなぐスマホアプリ「ポケットマルシェ」を開始。
2018年、47都道府県を車座行脚する「平成の百姓一揆」を敢行。「関係人口」提唱者として、都市と地方が共に生きる社会を目指す。
WEB:
東北食べる通信
ポケットマルシェ
著書:
『人口減少社会の未来学』
『だから、僕は農家をスターにするー「食べる通信」の挑戦』
『都市と地方をかき混ぜるー「食べる通信」の奇跡』
Study”食べる”と”つくる”の関係性を紡ぎなおす
Comment- 勉強会を終えて -
高橋さんが始めた「東北食べる通信」との出会いは、今振り返ると、わたしの人生のちょっとした転機になっている気がする。
それまでも、そして今でも、自分がお世話になった農村のことをもっと周りに伝えたいという思いはあったが、都会の中で日々「仕事」をしていると、行動を自らおこすきっかけや一緒に活動する仲間がみつからず、ただ時間が流れていた。
けれど、「食べる通信」それと一緒に各地で開かれていた「車座トーク」のおかげで、いろんな人の心に火を灯し、それが伝播していった・・・そんな風に思う。
その後、高橋さんは「ポケットマルシェ」というサービスを始められているが、今回改めてお話を聞いて、高橋さんが話す内容は車座のときと変わっていなかったことを確認した。
むしろ、ポケマルの説明は?とフォローしたくなるくらいだったけれど、でもそこは枝の話で、高橋さんが伝えたいのはそこじゃないんだと思った。
いつも「生きる」本質に気づかせてくださり、ありがとうございます!(松尾)
高橋 博之
ポケットマルシェ
霞ヶ関ばたけへのメッセージ
今、社会課題解決に求められているのは「かきまぜること」である。局所療法を施しても体質を変えなければ、元の木阿弥になるほど課題の根は深く、しかも複雑に絡み合っている。土から根っこ全体を掘り起こし、みんなで凝視し、どうやって解くか考える。部分最適ではなく全体最適で考える。そんな場をつくる霞が関ばたけは、さながらかきまぜ棒のようである。