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2025/11/26

第220回 霞ヶ関ばたけのご案内

こんにちは。霞ヶ関ばたけの望月です。

2025年最後の開催となる、第220回 霞ヶ関ばたけは、国産小麦をめぐるゲスト3名をお招きします。

まずは池田浩明さん。無類のパン好きであり、”パンラボ”主宰・NPO法人新麦コレクション理事長を務める池田さんは日本中、北から南までさまざまな小麦農家さんとのつながりをお持ちです。今回池田さんがぜひ取り上げたいと農家さんを2名つないでくださいました。

ゲスト一人目は埼玉県坂戸市を拠点に、原農場を営む原伸一さん。従来、日本で育つ小麦といえば、グルテンの強度がやや欠け、パンには向かない品種(うどん・すいとんなどに向く)が大半でしたが、パン用小麦「ハナマンテン」の量産に成功し、「県産小麦を使ったパン」が埼玉で多く扱われるようになった立役者でもあられます。

ゲスト二人目は福岡県を拠点とする鳥越ネットワーク代表の鳥越耕輔さん。有機JAS認定された農地でトマトやセロリを栽培する傍ら、近年は耕作放棄地として放置されゆく土地を小麦畑に変える、稀有な取り組みをされています。元々福岡は小麦の産地で知られますが、鳥越さんの手がける地域は中山間地域かつ日照にも恵まれているとはいえず、苦労も多いそうです。

原さん、鳥越さんは小麦栽培という共通がある一方、それぞれ全く異なる風土・環境で小麦栽培をしておられます。
国産小麦の今とこれからを考えることは、私たちの食の未来と向き合うこと。
ぜひ一緒に、小麦生産の視点から日本の農地と、小麦の可能性について考えていければと思います。

皆さんのご参加を、お待ちしています。
■テーマ:パン小麦栽培と地域 
〜関東平野と福岡中山間地での挑戦〜

■ナビゲーター:池田浩明
パンの研究所「パンラボ」主宰。ブレッドギーク(パンオタク)。パンライター。NPO法人新麦コレクション理事長。 著書に『パンビジネス』(クロスメディア・パブリッシング)など多数。連載、朝日新聞デジタル&W『このパンがすごい!』、料理通信『パンの道の駅メイキングオブ』など多数。そのほか、小麦粉の販売、雑誌のパン特集の監修、TV・ラジオ出演、ベーカリーや企業の監修・リサーチ、イベント主催など。

■ゲスト:原伸一
株式会社原農場 代表取締役
埼玉県坂戸市にて大規模農業を営む。池袋から電車で45分と関東近郊にありながら、小麦86ha、米37ha、大麦6haを栽培。主力は国産小麦「ハナマンテン」。

■ゲスト:鳥越耕輔
株式会社鳥越ネットワーク 代表取締役
1975年に先代が就農した農地を引き継ぎ、2017年9月1日に株式会社鳥越ネットワークを設立。
福岡県北部の中山間地域、赤村を中心に有機JAS認証の農地でトマト、セロリを中心に穀物なども栽培。
近年、近隣の耕作放棄地(荒廃農地)で小麦栽培に取り組んでおり、現在は小規模な農地も含めて約400か所で展開している。経営理念は「農業でたのしい未来を紡ぐ」。

■詳細:
日 程:2025年12月21日(日)
9:30~11:30

参加形式:以下の3種類のチケットをご用意しています。
・会場参加チケット 1200円(定員30名)
・※学生限定※会場参加チケット(当日学生証をご持参ください)500円(定員10名)
・アーカイブ視聴チケット 1000円

 
会場:官民共創HUB
 東京都港区虎ノ門1丁目1−3 磯村ビル3階
 東京メトロ銀座線虎ノ門駅徒歩1分

■タイムライン
9:15〜開場
9:30〜霞ヶ関ばたけとは?
9:35〜参加者の自己紹介
9:50〜ゲストトーク(約45分)
10:35〜参加者同士の対話・質疑応答
11:05〜写真撮影/アンケート/次回案内
11:30〜終了
※タイムラインは変更/延長の可能性があります。

■参加方法
Peatixからお申し込みをお願いします。
https://kasumigasekibatake-220.peatix.com

■主催 霞ヶ関ばたけ
■協力:官民共創HUB

■霞ヶ関ばたけとは?
行政や民間、生産者や消費者といった異なる立場の人が集まり、食や農林水産業について対話をしながら相互に学んでいくコミュニティです。

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