仲野真人

株式会社食農夢創/株式会社CRFTEDJAPAN 

1982年千葉県生まれ。野村證券㈱、野村アグリプランニング&アドバイザリー㈱を経て2019年に㈱食農夢創を設立。起業と同時に明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科(MBA)に通い首席卒業。農山漁村発イノベーションエグゼクティブプランナー(旧6次産業化エグゼクティブプランナー)を拝命するとともに、上級農業・水産業・林業経営アドバイザーの3試験の合格(史上初)をはじめ、JGAP指導員やHACCPコーディネーター、食農体験ソムリエ、ハラル認証等、食と農林漁業分野において幅広い知見・ノウハウを有する。㈱食農夢創では農業法人や食農企業の経営支援およびビジネスマッチング、農業塾の講師、プラットフォームの運営まで幅広い業務を手掛ける。また、2023年10月に生産者の販路の課題を解決すべく㈱CRAFTED JAPANを設立。2024年6月1日、「全ての食材にストーリーを」をコンセプトにした「田町鮨 惠万」をオープン。

Study農林水産業の価値を最大化する出口戦略 〜全国を食農夢創して考えること〜

Comment- 勉強会を終えて -

「鮨屋はツール」という仲野さん。その意は、飲食を通して生産者の販路の課題を克服、生産と消費の交流の場を創ることで、長期的なファンの増加を目指しているということ。
生産と消費の場が離れた現代、農林漁業の価値を高めるには、生産サイドの見える化が重要ですが、生産サイドはそこまで手が回らないのが事実。
仲野さんのような伝道師的な存在は、これからの日本の農林水産業を発展させていくうえで非常に重要だと感じました。
〇〇さんの商品って「おいしい!」「面白い!」「すごい!」「サステナブル!」そんな価値に消費者が気付き、認められる社会づくり、これからも様々な方々と関わり、一緒になって頑張ろうと思えた回でした。

霞ヶ関ばたけ 徳田

仲野真人

株式会社食農夢創/株式会社CRFTEDJAPAN

霞ヶ関ばたけへのメッセージ

霞ヶ関ばたけおよび3×3Lab Futureの皆様、この度は貴重な機会をいただきありがとうございました!農林漁業の現場の課題を他の業界の方々にお話しする機会は少ないので、様々な意見と伺うことができ私自身とても勉強になりました。

食農夢創も含めて10年以上、農林漁業の現場にて生産者支援をしてきた私がなぜ今、飲食業界に参入し「田町鮨 惠万」をオープンしたのか? どうしても「寿司屋」に注目されがちなのですが、生産現場の課題や私がコンサルやビジネスマッチングをしてきた中で感じた限界を乗り越えるための次のステップだとご納得いただくことができ自信が持てました。

社会人や学生の中で「地方創生」や「地域活性化」には興味を持つ方が多い一方で、「農林漁業」にまでは関心が集まっていないと感じてきました。しかし、誰もが「食」には興味を持っており、観光という文脈においては郷土料理やご当地グルメは欠かせない武器になっているの中でその原材料となっている農林漁業分野にまでもう一歩、皆様に足を踏み込んでいただきたいと日々感じております。

「田町鮨 惠万」やこれから展開する飲食店が「生産者と消費者を繋ぐ場」となることで一人でも多くの消費者の方々に産地や生産者を知ってもらえるように、これからも食農夢創の生産側の支援とCRAFTEDJAPANの販路側の支援の両輪で頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします。